不破誕のつもり。
第1章。


(最近、不破が訪ねてこない。)



(そういえば、この間・・・)


『待て不破!』


『何だ?』


『はいこれ。』『・・・何だ?』『電話番号』



(・・・あれ?まずい?いやでもあれは決して、変な意味ではなく・・・)



『いつも不法侵入じゃ困る。連絡してくれれば、何とかするから』『・・・』




『・・・それは『特別』、という意味か?』



『まあ、そういうことかな?』『・・・』



『了解した』



(・・・もやもやする。何かズレが。)



(ズレが。あ、『特別』?『特別に』?)



(どっちだ?)



(気にしすぎか?それとも・・・それともってなんだ・・・わからない・・・)



(・・・何でこんなに気になるんだ!?)「顔赤いぞ」(!!!)


「寒過ぎだろ今日」「あ゛ーさむっ」「練習だりぃな」(・・・)



「ほっ・・・」(ばれてない・・・)



(不破はどうしてるんだろう?会わないと余計気になる。何故?)